錆止め剤 TOMORIC

錆止め剤 TOMORIC この錆止め剤は、従来の亜鉛メッキ法を金属表面に亜鉛とアルミニウムの鱗箔を無機系材料と合成した特殊剤を吹付け通常塗装方法により塗布し、化学間結合による皮膜を形成し、犠牲陽極作用により防錆効果を発揮する技術です。

試験データ(キャス試験 大阪府産業技術総合研究所

■大阪府立産業技術研究所 試験報告書

■キャス試験溶液内容(JIS H 8502)

項目 試験中
塩化ナトリウム濃度(g/l) 50±5
塩化第二銅濃度(g/l) 0.26±0.02)
pH 3.0~3.2
噴霧量(ml/80㎝/h) 1.5±0.5
試験槽内温度(℃) 50±2
塩水タンク温度(℃) 50±2
空気飽和器温度(℃) 63±2
圧縮空気圧(kPa) 70~167


※キャス試験とは腐食加速試験のことで、1日が7年の換算となります。

 

解説


金属の電位差を利用して鉄の腐食を防止する防錆塗料。無機系の防錆塗料に混入させた亜鉛の腐食電位が鉄よりもマイナス6.5ボルトであることから、鉄の側にサビが発生しない。鉄鋼構造物や機械製品の耐用年数を大幅に増やす技術です。
 特殊加工した亜鉛とアルミニウム粉末を樹脂と混ぜて、鉄の上に被膜形成する防錆塗料。塗料でありながら通電性があり、防錆効果を長く持続します。
 公的機関で行った耐食性能試験のキャス試験(JISH-8502)では、50年以上の耐食性があるとされる亜鉛アルミニウムアーク溶射を上回る結果を得ています。
 無機系素材の塗料のため化学結合反応時に排出されるのは水だけで、環境対応に優れており、不燃性が高く400℃に耐え、紫外線による表面劣化や酸性雨にも強い特性を示しています。
 キズなどができてもサビが発生しないようにする表面処理技術の代表的なものとしては、鉄よりも腐食電位の低い金属を接触させて鉄素材のサビを防ぐ亜鉛 メッキや亜鉛アーク溶射があるが、簡単に施工ができるのが特徴で、亜鉛メッキやアーク溶射より材料工事費を削減し、工期も短くすることができます。


特徴
  • 塗装感覚の作業性
    アーク溶射などの工程と異なり、塗装に近い作業性です(1液型無溶剤)。
  • 高い防錆効果
    樹脂と金属鱗箔の混合による特殊な合成技術により、厳しい環境変化にも耐性がある。犠牲陽極作用により高い防錆効果を有している。
  • 薄膜での効果
    理論上60μmの膜厚で効果があります。従来の防錆塗料の1/5の塗布量で効果が得られます。
  • 耐久性
    公的機関でのキャス試験において防錆効果を確認(亜鉛メッキ・アーク溶射との比較)。






用途

 

  • 金属・鉄鋼構造材材
  • 金属製品全般・部品防錆用
  • 船舶防錆用
  • 亜鉛メッキ面のメンテナンス

ただし、出張工事・工場用塗装(指示があればサウンドブラストも可能)にての受付になります。